秋は好き
2009 / 09 / 24 ( Thu ) 見沼田んぼは、この時期になるとあちこちでコスモスが咲き出す。
今日はいい天気だぞ。 おっ、見沼田んぼが呼んでいる....。 カメラを持ち出し、見沼田んぼに向かう。 自分は自分の意志で撮りに行くのか。 それとも「自然」の意志で撮りに行かされているのか。 どうも、後者のような気がしてならないのだ。 コスモスは道端や畑の隅っこにちょこちょこっと咲いている場合が多いのだが、コスモス山脈を見つけた。 まだ咲き始めたばかりのようで、枯れかかっている花はほとんどない。みんなイキがイイのだ。 白、ピンク、マゼンタ、いろんな色が混じっているからこそ全体も美しい。 緑の葉っぱも、抜けるような青い空も、筋雲とともに、見事に「調和」している。 いつ咲こうかとエネルギーを蓄えている、小さな丸い蕾も踊っている。 いつまで眺めていても飽きないんだな。 素晴らしい「自然」の演出力。これは、偶然ではないんだよ。 「調和」というチカラは「幸」のエネルギーだ。 今日は、「見沼田んぼ」から無上の贈り物をいただいた。 ![]() スポンサーサイト
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噴煙
2009 / 09 / 20 ( Sun ) まるで火山が噴煙を上げているように見える。
煙が中央の空気孔から立ちのぼっているからだ。 もし空気孔がなかったら山火事のように見えただろう。 この空気孔は、籾殻の山をきれいに焼き尽くす昔からの知恵なのだ。 ![]() この季節になると昔はあちこちで煙が立ちのぼっていたが、最近は水田が減ってきたことと、周辺住民の苦情に配慮しているためなのか、あまり見なくなった。 風下に回ると息が苦しくなり、お世辞にもいいニオイとは言えないが、懐かしさは感じる。 そして、地平線には、さいたま新都心のビル群が見える。 「地平線が見える」ということが見沼田んぼの素晴らしい価値の一つである。 その価値に気づいている人はまだまだ少ない。 |
逃げないシラサギ
2009 / 09 / 16 ( Wed ) 今年も見沼田んぼに稲刈りの季節がやってきた。
![]() いつもは人間の姿に敏感なシラサギも、稲刈りに忙しく、自分には危害を与えないと見るや、稲刈機にひかれそうになるくらいまで逃げようとしない。 ぴょんとどいては、また呑気に落ちた籾をついばみ始める。 なんか、人間と共生しているよね。 とってもいいじゃない。 シラサギから見て、人間ってどう思っているのかね。 自分の食べ物を作ってくれるありがたい存在なのだろうか。 お百姓さんにはそう感じているかも知れないが、 きっと僕みたいな写真家には 「いつもこっちをじっと見ているだけでやがて去っていく、存在価値が全くわからぬ不思議な動物」 と映っているのだろうね。 でも、ずっと長い時間そばにいると、心が通じ合っていくような気がする。 お百姓さんぐらいに近づけるようになりたいな。 |
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